2727せかいの競馬観戦記

海外、国内の競馬場探訪記などです

2018英国ウマ事情④ グッドウッド競馬場その4

まとめ
【アクセス】
Chichester駅まではロンドンから1.5時間くらい。
駅からはシャトルバスまたはタクシーで。帰りのシャトルバスは駐車場から出ます。
【チケット】
事前にウェブサイトで購入するのがおすすめ。ゲートで受け取れます。
券種は、少し高いですがGordon Enclosure以上がおすすめです。Rennox Enclosureだとスタンドにすら入れません。
【グルメ】
値段は高めですが、軽食からしっかりしたレストランまで充実しています。バーも場内各所にあるのでビール片手の観戦も◎
【グッズショップ】
Richmond Enclosure内にあるようです。(私のチケットでは入れなかったので未確認)


大変美しいいい競馬場なので、日程が合えば是非!

2018年英国ウマ事情③ グッドウッド競馬場その3

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この日のRacing Post紙。サセックスSはこの2頭の2強対決に思われたが…


この日のメインレースは1マイルのGⅠ・サセックスS。過去にはFrankelが連覇したこともある、由緒あるマイルGⅠだ。
この年、圧倒的1番人気に推されていたのは、そのFrankel産駒のWithout Parole。無傷の4連勝で3歳マイルGⅠ・セントジェームズパレスSを制し、勢いに乗る3歳馬で、陣営はゴスデン調教師×デットーリ騎手(なおこの日はアッゼニ騎手が騎乗)のゴールデンコンビ。
早くもFrankelの後継誕生か!?とまで言われ、圧倒的な支持を受けたが…

勝利したのはマーフィー騎手騎乗の伏兵7歳牡馬Lighting Spear。7歳での初GⅠ勝利に主戦のマーフィー騎手の嬉しそうな表情が印象的でした。この年の冬に来日し、あれだけの活躍を見せるとはこの時点では想像もしませんでしたが…
そして期待を集めたWithout Paroleは直線半ばで先頭に立つ見せ場は作ったものの、8頭立て7着のブービーに…この後、アーモンドアイが勝ったドバイターフで5着に入るなど、善戦はするも勝利からは遠ざかり、アメリカに移籍し再起を図っているようです。(2020年1月現在)
やはり競馬は難しいですね…


私はというと、穴狙いでムーア騎手騎乗の4番人気Gustav KlimtのEach Way(単複)で勝負するも…

4 着

日本と変わらない4着病…
やはり競馬は難しいですね…

2018年英国ウマ事情② グッドウッド競馬場その2

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(グッドウッド競馬場パドックウィナーズサークル。着飾った紳士淑女のみなさまがいっぱい)


さて、チケットを無事アップグレードし、Gordon Enclosureに足を踏み入れると…

ぜんっぜん雰囲気が違う。

そこにいたのは、バッチリ着飾った英国紳士淑女のみなさま。タキシードだのドレスだの…
私の一応ジャケットは羽織っている、程度の格好では完全に浮いてしまうくらい。(まあ若いアジア人、という時点でもとより浮いているのですが…)

若干気後れしながらも、お目当てのパドックへ。
このパドック、馬との距離がめっちゃ近い。本当に触ろうと思えば触れるくらい。(もちろん触ってはいけないが)
以前衝撃を受けた浦和競馬場以上の近さだ。(写真は取り忘れた…)
アップグレードして良かった…


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(グッドウッド競馬場のコース図。ジャパンスタッドブックインターナショナルHPよりお借りしました)
さて、このグッドウッド競馬場は日本の競馬場を見慣れた我々にとっては、非常に奇異な形状をしている。ながーい直線コースとなぜか8の字形をしたコース。この2つが組み合わさって、グッドウッド競馬場は構成されている。よってレースは

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遠くから馬が近づいてきて…
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さらに近づいて…
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あっという間に目の前を通りすぎて、ゴールイン!

と、こんな感じ。日本のように大きなターフビジョンも無いので、いつの間にかレースが始まっていて、よく分からないうちに終わっている、という感じ。
ただ、イギリス人も日本の競馬オヤジのように、マジで当てようと馬券を買っているような感じではないので、それでも問題はないのかもしれない。
ブックメーカーで何頭か単勝を買って、当たればラッキー!くらいの感じ。競馬という、ギャンブルをしに来る、というよりは競馬場という「場」に来ることがメインなのだと思う。
これはなかなか日本には無い感覚ですね、、

2018年英国ウマ事情① グッドウッド競馬場その1

2018年夏に英国に滞在した際に訪れた競馬場を紹介していきます。今後訪問される方の助けに少しでもなれれば幸いです…

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グッドウッド競馬場はロンドンから南に80kmほどの街、Chichesterの郊外の小高い丘の上に位置する競馬場です。2019年夏に、この競馬場で行われたナッソーSを日本馬ディアドラが制したことは記憶に新しいですね。

この競馬場でのメイン開催は、毎年7月終わり頃から8月初頭にかけて行われる、グロリアス・グッドウッド・ミーティングで、サセックスSナッソーS・グッドウッドCの3つのGⅠ(「ウイニングポスト」プレイヤーにはおなじみのGⅠですね)を含む10を超える数の重賞がこの5日間の開催の中で行われます。

今回訪れたのは、このグロリアスグッドウッド開催の内の、サセックスSがメイン競走として行われる日でした。

午前中の用事を済ませ、競馬場最寄りのChichester駅に到着したのは14時過ぎ。遅い時間(この日の1Rは13時過ぎ頃)だったからか、公式HPに書かれていたシャトルバスは見当たらず…
仕方なくタクシーで競馬場へ。

15分程度で競馬場に到着し、ネットで事前購入していたチケットを受け取り、無事入場。
ゲートをくぐると、、、
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このバーンと開けた景色!(写真だと分かりづらいですね…でも本当に印象的な景色でした)
世界一美しい競馬場、と言われるのも頷けるような解放感のある景色。これぞイギリスの競馬場!という感じですね。

レープロは入り口近くで買えます。5ポンドくらいしたような…ただそれだけあってフルカラーで装丁も立派。

レープロも買ったし、パドックでも見て早速馬券でも…と思い、パドックを探すも……見当たらず。
係員の方に聞いてみたところ…

「そのチケットではパドックへ入れない。パドックへ行きたければ、チケットをアップグレードしろ」

とのこと…

ここで少し補足すると、このグロリアスグッドウッド開催では、チケットは入れるエリアごとに
・Richmond Enclosure (キラキラセレブエリア。チケット100ポンド超え)
・Gordon Enclosure (中間エリア。それでも日本と比べると十分キラキラしている。チケットは前売りで50ポンドくらい)
・ Rennox Enclosure (一般エリア。家族連れも多くピクニック感覚。チケットは15ポンド程度)
に分かれていて、このGordon Enclosure以上のチケットでないと、パドックを含むエリアに入れないとのこと。(私は何も考えずに一番安いRennox Enclosureのチケットを買っていた)

仕方なく泣く泣く50ポンドを払い、チケットをアップグレードしたのでした…
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